ユーミンが好きなオーナーの伊東さんは、菓子作り17年のベテラン職人です。お菓子の専門学校に通ったわけでもなく、現場で腕を磨いてきました。
今でこそ菓子作りが本職ですが、伊東さんは音楽大学出身という一風変わった経歴を持つ職人さんです。大学ではマリンバを専攻し、卒業後は音楽で生計を立てる傍ら、昔から好きだったお菓子作りのアルバイトをしていました。
好きなお菓子作りの世界に本格的に身をおこうと考え、パン屋で働き始めた時、最初にした仕事がドーナツに砂糖をまぶすことでした。
「砂糖をまぶすだけの誰にでもできるような単純な作業なんですけれど、とてもうれしかったんですよね。誰かがこれを食べてくれるんだって思うと、本当にうれしいんです。その時の思いを持ち続けて今でもやっていると思います。」
女性が現場からのいわゆる「たたき上げ」で菓子職人になるのは、とても大変なことですが、伊東さんはそういう苦労をあまり話しません。
苦労ではなく、作る喜びを語る彼女の基本にあるお菓子作りへの思いは、小さい頃から身近にあったお菓子への思いにあるようです。
弟さんが通っていた私立の小学校の近くには、その頃は珍しい世界の食材を集めた大きなスーパーがありました。弟さんの送り迎えをするお母さんに同行して帰り道に立ち寄ったりしたそうです。
見たこともない外国の食材や甘すぎるほどのお菓子が彼女の興味をどんどん引きました。かわいらしくて、おいしいお菓子は子どもの心を見る見るうちに占領していったはずです。
そして何よりも思い出にあるのは、お母さんが作ってくれた手作りのおやつです。
「昔はよく缶詰のみかんで、ババロアを作ってくれたりしましたね」
お母さんの手作りの味が、幼ない伊東さんに、どういうふうに伝わったかは、現在の彼女の作るケーキやクッキーでわかります。
なるべく添加物は使わないようにして、できるだけ素材の味がするように作っているそうです。
国産の安心できる素材を取り寄せ、バニラエッセンスなどを使わず、「日常のお菓子」として喜んでもらえれば、と考えているそうです。
修行時代に長くいた所では、ウェディングケーキなどを数多く作っていたそうです。その経験を生かし、記念日のケーキは、注文した方の希望や好みに合わせてオリジナルのものを作ってくれます。
この日もバースデーケーキを注文に来た方に、お子さんの人数やパーティーの人数を聞いてケーキのイメージを膨らませている伊東さんは、まるでその子のお母さんのようでした。
経験を生かすといえば、カルチャーセンターで菓子作りを教えていた経験をここで発揮します。いよいよ今月からお店でお菓子作りの教室を開講します。
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日(予定)
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内容
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11/17(水)
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シュガークラフト
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11/24(水)
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スポンジケーキ
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※詳細はお店にお問合せ下さい
教室への申込みは予約制ですが、シュガークラフトは時間と人数によっては、当日の申込みで参加できます。
上品なケーキでありながら、非常に親しみのある伊東さんならではのケーキ作りが学べます。興味のある方はぜひお店にお尋ね下さい。