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三浦さんは、ラーメンやさんの店長というよりむしろ若きアントレプレナー(起業家)といったほうがふさわしい人です。起業家は、人や場を芯から元気にするからです。
東久留米の竹屋のほかに、最初に商売を始めた田無では、たこ焼きや「日本丸」を持ち、今年の4月に秋津駅前にラーメンや「良人(よしと)」を開店させています。
どこのお店も、地元の人の生活様式に合わせた味やつくりにしています。最近の飲食業界では、強い個性を売りにしたり、バラエティーにとんだメニューでお客様にアピールすることが普通になっている中で、数少ないメニューと誰からも愛される味をめざして日々研究を重ねるやり方はかえって注目を集めます。
その姿勢の基本には、地元で根付く店を目指すことが大事だという考えがあります。
今でこそ順調な事業展開をしているように見えますが、最初にかなり苦労しています。失敗を認め、受け入れるところから夢の実現は始まるようです。
三浦さんはあと2年間で、店舗数を2桁にしていきたいと話します。彼の目を見ると、この地域の静かなる牽引者としての期待を密かに抱かないわけにはいきません。
商品と地域と同様に、人も大切にしているのがわかります。これはアントレプレナーにとって非常に大切なところだと私は思います。
彼の笑顔を見ただけで接客業の基本や従業員教育などのすべてがわかるようです。実際にパートの従業員の方も、細かく気が付き、その態度は非常に気持ちのよいものでした。
そんなお店全体からくる「だし汁」ともいうべき味が、食欲不振の私に元気を与えてくれたのだと思います。
こうして、人が人に影響しあって、商品を通してお客様にまで何らかの力を伝えてしまう。この力ってすごい!と改めて感動します。
梅雨が本番になった頃、さらに元気を取り戻すために再度訪れたいと思っています。
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